大地震が発生したら、どのように行動したらよいのでしょう？
屋内では
家の中
●揺れを感じたら、テーブルの下に隠れ、身を守る。(余裕がなければ、
手近な座布団などで頭を保護する)
●はだしで歩き回らない。(ガラスの破片などでケガをする)
●火の始末はすみやかに。(ブレーカーやガスの元栓の処理も忘れすに)
集合住宅
●ドアや窓をあけて避難口を確保する。
●避難にエレベーターは絶対に使わない。
炎と煙に巻き込まれないように階段を使って避難する。
デパート・スーパー
●力バンなどで頭を保護し、ショーウインドウや商品などから離れる。
柱や壁ぎわに身を寄せ、係員の指示に従い、落ちついた行動を。
地下街
●あわてて地上に飛び出さないで、揺れがおさまるまで壁ぎわで身を守る。
●停電になっても非常灯がつくので、あわてず壁づたいに歩き、出入り口へ。
劇場・ホール
●あわてて地上に飛び出さないで、揺れがおさまるまで壁ぎわで身を守る。
●停電になっても非常灯がつくので、あわてず壁づたいに歩き、出入り口へ。
屋外では
車を運転中
●ハンドルをしっかりと握り、徐々にスピードを落とし、道路の左側に止め、エンジンを切る。
●揺れがおさまるまで冷静に周囲の状況を確認して、カーラジオで情 報を収集する。
●避難が必要なときは、キーはつけたまま、ドアロックはしない。車 検証や貴重品を忘れずに持ち出し、避難は徒歩で。
電車などの車内
●つり革や手すりに両手でしっかりつかまる。
●途中で止まっても、非常コックを勝手に使って車外へ出たり、窓から飛び降りたりしない。
●乗務員の指示に従って落ちついた行動を。
路上
●窓ガラスなどの落下物から頭などを保護して、空き地や公園などに避難する。
●近くに空き地などがないときは、周囲の状況を冷静に判断して、建物から離れ安全性の高い場所へ移動する。
●ブロック塀や自動販売機などには近づかない。
●山くずれ・がけくずれ・津波の危険地域ではすばやく避難しましょう。
避難時
避難は徒歩で
持物は最小限度に自動車を使うと、渋滞を引き起こし、消火活動や救援救護活動の妨げになります。避難は徒歩で、荷物は必要最小限の物だけにしましょう。
デマに惑わされない
デマに惑わされず
正しい情報で行動を災害時はデマなどに惑わされやすくなります。報道機関や区市町村、消防・警察などからの情報に注意しましょう。
勤務先では
帰宅困難者対策
帰宅困難者対策の基本原則は、「組織は組織で対応する」です。
事業所は、災害時に従業員や顧客を守り、また、経済活動の継続や地域への貢献という社会的責任を自覚し、地震災害を防止するための努力が義務付けられています。
災害時には、組織の責任において安否情報や交通情報等を収集し、災害の状況を十分把握し、帰宅の困難な人については事業所内で保護してください。
発災直後の対応
１ 従業員一人ひとりが自主的に行動を
２ 初期救助・初期救護が重要
３ 出火防止・初期消火はすみやかに
４ 正確な情報を収集しましょう
５ 地域住民に協力を
６ 危険が迫ったらすみやかに避難